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4~5月になると、東南アジア諸国から夏鳥として日本各地に渡来する『キビタキ』。
僕が野鳥の中で一番好きな鳥だ。梅雨時になるとキビタキを探し回る。風景も飛行機にも目をくれず、撮影の時間が許す限り、追い求める鳥なのだ。色合いも素敵だが、さえずりがとてもきれい。心を癒してくれる透き通った声だ。 薄暗い広葉樹林で生活する。見かけによらず素早い動きで「ブ~~ン」と音を立てて飛翔する。これは、生活するための武器なのだ。小さい虫を好物とし、飛んでいる虫を一瞬にしてキャッチする。何度か見かけたが、写真どころか肉眼で追うのも困難なほどである。 キビタキが最も多くなる6月~8月、この時期の野鳥の撮影はとても難しい。キビタキが好きな広葉樹林の森に行くと、この季節は葉が覆い茂り野鳥を探すことが困難。至近距離からさえずりが聞こえても、姿が見えない。見えたとしても、シャッターチャンスがないまま葉に再び隠れてしまう。 それに加えて、覆い茂った葉が太陽の光を遮る。つまり光が少なくシャッタースピード(SS)が遅くなる。野鳥の撮影は主に超望遠レンズを三脚にセットして行っているが、これでもミラーショックなどでわずかなブレが出る。快晴の中で撮影してもISO400でSS 1/10以下なんてこともある。野鳥を撮影しているカメラマンは、人それぞれでこの類の工夫をされている。↑は、お気に入りのシーンだが、わずかなブレが見てとれる。2枚目は、SSが遅すぎてISO感度を800にしてSSを稼いだが、ノイズが目立ち始めている。 う~ん、夏鳥を撮るのはブレとの戦いだ。 時間を費やした割りには、2006年のキビタキの写真はパッとしない。 腕を磨いて、来年がんばろっと。。。 Web site 『Sappy!!』 ⇒http://www.geocities.jp/sappy_q/
by sappy_q
| 2006-11-30 23:41
| 野鳥
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